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2010年02月08日

ジャカランダの花

ジャカランダの花


ジャカランダの花がさいたよ
やさしい歌がくれた花
夜のやさしいギターがくれた花
昼のやさしいフルートがくれた花

ジャカランダの花がさいたよ
やさしい歌がくれた花
夜のあまいワインがくれた花
昼のすんだ水がくれた花

花をみたひとは、それを飲んでいた
花をみたひとは、それを聞いていた
ジャカランダの花は
静けさが口ずさんだ歌なんだね


As Flores do Jacarandá


O jacarandá florido
Brando cantar trazia
Branda a viola da noite
Branda a flauta do dia

O jacarandá florido
Brando cantar trazia
O vinho doce da noite
A água clara do dia

Quem o olhava bebia
Quem o olhava escutava
O jacarandá florido
Que o silêncio cantava
  

Posted by alegre at 20:41Matilde Rosa Araújo(Portugal)

2009年12月30日

ドン・ジョアン1世

 Fernando Pessoa(1888-1935)のMensagem(メッセージ)の第1章「紋章」より、第2節「城」の第7項の第1部です(長たらしいことったら)。
 アルジュバロッタの戦いでスペインに勝ち、ポルトガルの独立を確固たるものにした王を描いています。


 ドン・ジョアン1世

 人間と時間は唯一のものである
 神が創り、歴史が創造される時。
 最たるものは肉体、そのほこりを
 地が見張る

 テンプル騎士団の長は、かの国に知られることもなく
 ポルトガルを存在させることになった
 栄光もあった、この国を守る模範は
 この栄光によるもの

 その名声において選ばれた彼の名は
 我々の内なる魂の聖壇において
 拒むもの、永遠の炎、
 永遠の影


SÉTIMO (I) / D. JOÃO O PRIMEIRO

O homem e a hora são um só
Quando Deus faz e a história é feita.
O mais é carne, cujo pó
A terra espreita.

Mestre, sem o saber, do Templo
Que Portugal foi feito ser,
Que houveste a glória e deste o exemplo
De o defender.

Teu nome, eleito em sua fama,
É, na ara da nossa alma interna,
A que repele, eterna chama,
A sombra eterna.   

Posted by alegre at 17:25Fernando Pessoa(Portugal)

2009年12月23日

更新情報

 ついつい嫌な出来事にとらわれがちなので、その日に達成したことを記録して、自分で自分をほめることにしました。3日分こちらに記録しましたが、よりふさわしい「電車で行けるブラジルへ」の方に移しましたので、そちらのブログもよろしければお楽しみください。



  

2009年12月02日

ショール / Xale

悲しみの
小さき輪つなげ
編むショール


Tricoto xale
ligando círculos pequenos
de tristeza  

2009年11月18日

修道院 / Mosteiro

修道院
未完のドーム
果てぬ空


Mosteiro
Cúpula incompleta
Céu sem fim


・・・ポルトガルのバターリャ修道院のことをうたってみました。  

2009年11月12日

雨の道 / Rua chuvosa

雨の道
敷かれし銀杏
陽の衣


Rua chuvosa
Folhas de Ginkgo caidas
Roupa do Sol

("Folhas de Ginkgo" sao amarelas que caem no outono no Japao)  

2009年11月08日

花 / A Flor que És

ペソアの異名の1人、Ricardo Reisの作品です。
長いこと詩の翻訳をさぼっていたせいか、今回はなんとも無様な訳文となってしまいました。
もう何も弁解するまい・・・忌憚のない叱咤激励をお待ちしております。。





花だ、おまえは、おまえの与えるものではなく、わたしが望むものだ
わたしがおまえに求めないものを、おまえは拒むじゃないか
時間は、おまえが与えた後に
拒むために存在する
花よ、わが花であれ!おまえを摘むとしたら、欲深いことだ
不運なスフィンクスの手、おまえは
おまえが与えなかったものを探しながら
まちがった素振りをするのだろう、愚かなことだ


A Flor que És


A flor que és, năo a que dás, eu quero.
Porque me negas o que te năo peço.
Tempo há para negares
Depois de teres dado.
Flor, sę-me flor! Se te colher avaro
A măo da infausta esfinge, tu perere
Sombra errarás absurda,
Buscando o que năo deste.  

Posted by alegre at 19:08Fernando Pessoa(Portugal)

2009年10月20日

とりつくろいました

手芸をしたくなったので、キルトに挑戦しました。
これなら、私の下手な運針をさらす心配もありません。
これはコースターです。
修繕後の写真なのですが、まだいびつなところが・・・これからもっと上手になりたいです。
  

2009年10月11日

月明かりの船

月明かりの船


お月さまが
海にしずみました
そこへお船が
通りかかりました
お船は
お月さまを
見ると
驚いて
のりあげてしまいました
水兵さんたちは
後ろから前へ
前から後ろへやってきて
こう言いました
「あれはお月さまだ!」
船長さんがやってきて
さけびました
「ちがう!
あれは私の帽子だ
海に落ちてしまったんだ!」
そしてまたさけびました
「誰か帽子をとってきてくれないか?」
見習いの水兵さんがやってきて
さけびました
「あれはお月さまじゃありません!
人魚です
泡で真っ白なのです・・・」
他の水兵さんたちはさけびました
「何を言うんだ!
一体何を考えているんだ!」
コックさんがやってきて
さけびました
「あれはお月さまじゃありません!
魚です
見たこともない
丸い魚です
スクリューの羽根のように平らなのです」
すると水兵さんたちは
さけびました
「そうかな?そうかな?」
そこへ
女の子がやってきました
どこから来たのかも
どこへ行くのかもわかりませんでした
誰も知らない子でした
誰も、誰も、
お父さんは誰なのかも
お母さんは誰なのかも
わかりませんでした
女の子は言いました
「あれはお月さまよ!お月さまよ!」
すると水兵さんたちは
女の子に向かってさけびました
「お月さまだ!お月さまだ!
まぎれもない真実だ!
まぎれもない真実だ!」
船長さんは命令しました
「ばかなことを言うな!
船をこげ!こぐんだ!
もう夜だぞ!」
船長さんは
甲板へ向かいました
頭には
何もかぶっていません
見習いの水兵さんは
左の船端に
向かいました
他の水兵さんたちは
みんな
右の船端に
向かいました
コックさんは
厨房へ向かいました
そして女の子は
いなくなってしまいました
たったひとりで  

Posted by alegre at 17:59Matilde Rosa Araújo(Portugal)

2009年09月27日

D. DINIS

 Fernando Pessoa(1888-1935)のMensagem(メッセージ)の第1章「紋章」より、第2節「城」の第6項です。
 ディニス王の登場です。
 レコンキスタは終わるけれど、大航海時代はまだこれから・・・という時期の王様でしたっけね。


 ドン・ディニス


 夜、「友の歌」を記すのは
 船をしたがえる農園主
 と、つぶやくような静寂を耳にとめる
 それは、帝国の小麦のように
 目に見えない波を描く、松林のざわめき

 みずみずしく清らかな流れのような、その歌は
 海をめざす
 そして松林の話し声、黒い荒波は
 その未来の海の前方から聞こえる音
 海を渇望する陸の声


     SEXTO / D. DINIS

Na noite escreve um seu Cantar de Amigo
O plantador de naus a haver,
E ouve um silêncio múrmuro consigo:
É o rumor dos pinhais que, como um trigo
De Império, ondulam sem se poder ver.

Arroio, esse cantar, jovem e puro,
Busca o oceano por achar;
E a fala dos pinhais, marulho obscuro,
É o som presente desse mar futuro,
É a voz da terra ansiando pelo mar.   

Posted by alegre at 20:04Fernando Pessoa(Portugal)

2009年09月22日

かけら

道端に
ハートのかけら
秋の空


No chão da rua,
pedaço com forma de coração
Céu do outono
  

2009年09月21日

D. AFONSO HENRIQUES

 Fernando Pessoa(1888-1935)のMensagem(メッセージ)、中断していたところから再開します。
 第1章「紋章」より、第2節「城」の第5項です。
 ポルトガル建国者の名を冠したこの詩、当時の熱気が伝わってきます。 


 アフォンソ・エンリケス

 
 騎士だった父よ
 今日は、われらが祝日の前夜だ
 与えたまえ、全ての戒めと 
 あなたの全ての力を!

 与えよ
 新たな異教徒が勝りし、誤りの時に対して
 剣のような祝福を
 祝福のような剣を!


QUINTO / D. AFONSO HENRIQUES

Pai, foste cavaleiro.
Hoje a vigília é nossa.
Dá-nos o exemplo inteiro
E a tua inteira força!

Dá, contra a hora em que, errada,
Novos infiéis vençam,
A bênção como espada,
A espada como benção!   

Posted by alegre at 21:01Fernando Pessoa(Portugal)

2009年08月31日

蝉 / Cigarra

床の蝉
金銀細工の
骸かな


Uma cigarra no chao
Cadaver
de filigrana
  

2009年08月28日

Table for two

 うちの職場の本部にある食堂で、Table for two が始まったらしい。
 健康のためになる料理を食べることで、アフリカの恵まれない子どもに給食を届けるためのお金を寄付できる、というシステム。
 機会があれば、利用してみたい。

 ところで、このTable for two という概念、いろいろなシチュエーションに当てはめてみると、心が潤される。
 
 先日、とある女性に贈り物をすることになった。
 その女性にだけ贈るのだと思うと、不服である、といった関係の人だった。
 しかし、そのことで、彼女の旦那さんも感謝していた。
 それが、素直にうれしかった。
 これも、まさしく、Table for two かも (厳密には、Present for two)。

 誰かのために、ドアを開けてあげる。
 このことにしてみても、その人1人だけのために開けるのだと思うと、その人が自分にとってあまりいい関係でない人物である場合は、不服である。
 しかし、その人のためであると同時に、誰かもう1人別の人のためにもなっているに違いない・・・と思うだけで、心の持ちようが変わってくる。
 
 人は、けっして1人ではないのですね。  

2009年08月12日

★決定稿★おふねがひっくりかえったよ

おふねがひっくりかえったよ
ひっくりかえってればいいさ
アナおじょうちゃんは
およげやしないもの

おふねがひっくりかえったよ
ひっくりかえってればいいさ
ジュリアおじょうちゃんは
とべやしないもの


A barca virou,
deixá-la virar,
a menina (Ana)
não sabe nadar.

A barca virou,
deixá-la virar,
a menina (Júlia)
não sabe voar.  

2009年07月26日

ほこり / Poeira

ほこり


ほこりから
生まれて戻る
気楽さよ


Poeira


E folga
que nasci de poeira
e voltara para ela

(ref. Antigo Testamento de Biblia)

旧約聖書の創世記のあたりから着想を得ました。
優秀な後輩と比べたら、私なんか、ほこりみたいなものなのね、あの人の幸せが憎らしかったりして、私の心なんて、泥だらけよ・・・とみじめな気持ちになった夜、旧約聖書を読むと、すごくほっとします。
どうということはない。普段からほこりみたいな自分に、たまたま人の幸せがきっかけとなって、気づいてしまっただけのこと。

旧約聖書はイスラム教の源にもなったのかしら?
ちょうど仕事で、イスラム教と関係のあるトルコと縁を持ちつつある時期なので、楽しい民話やエキゾチックな美しさの民芸品がたくさんあるかの地の言葉、習ってみたい気持ちになりつつあります。  

2009年07月20日

待つ / Aguardo

フェルナンド・ペソアの異名の1人であるRicardo Reisの詩を訳すことで、しばらく遠ざかっていた詩の翻訳を再開することにします。


待つ

私は待つ、平静に、未知のものを -
私の未来と、万物の未来
最後には、すべてが静寂となるだろう
海が何ひとつ浸さない場所をのぞいて


Aguardo

Aguardo, equânime, o que não conheço —
Meu futuro e o de tudo.
No fim tudo será silêncio, salvo
Onde o mar banhar nada.
  

Posted by alegre at 20:49Fernando Pessoa(Portugal)

2009年07月15日

レンズ雲

清らかな
心を映す
レンズ雲


Nuvem lenticular
reflete
alma purificada

・・・写真を撮る時間がなかったのが残念ですが、東京上空にレンズ雲が見えた一日でした。
このところ、時折風が強いですもんねー。  

2009年07月13日

Lagarta e Lagarto (イモムシとトカゲ)

いもむしが
バイオリンの音に
誘われし

日をあびて
駆け出す
夏のとかげかな


Uma lagarta aparece
convidado do som
de violino

Um lagarto de verão
começa a correr
tomando chuveiro de sol

****************

バイオリンを弾こうと思って、ケースを開けたら、本当に中からいもむしが出てきたんですよお。
その後、いもむしはびっくりして、またケースの中のどこかへ隠れた模様。
あわててケースに虫除けスプレーをかけたけど、どうなったことやら・・・。

今日は良いお天気でしたので、うちの近所の道路には、とかげがひゅるひゅる走り回ってましたよ。
私は本来、虫は苦手なのですが、てんとう虫と、とかげは好きです。

うちの最寄の駅にあるカフェで、ホットのカフェラテ飲みました。
ほっとひといき、つきました。  

2009年07月13日

設定変更あれこれ

 お気に入りリンクについては、リンク先が変わったところもあったので、再調整いたしました。
 無効になっていたところもあったので、これまでのご協力に感謝しつつ、外させて頂く事にしました。
 アルファベット順、あいうえお順で並べ替えもしました。
 コメントについては、どうもまだスパムが多いので、またもや受付を取りやめてしまっております。
 ご不便おかけしますが、メールいつでもお待ちしてまーす。
 あ、1月にポルトガルへ行った時のことを書いた旅行記、下の方にピンク色のバナーがありますんで、そこからどうぞ。  

Posted by alegre at 11:59